今回はひとり旅。私の旅のお供はいつも地球の歩き方でした。
この一冊をボロボロにするまで使い倒しています。
これから台湾を歩き回ろうと思っている人にはオススメです。
下の目次から飛んでくださいませ〜
目次
一つ目の目的地は抗日暴動事件があった「霧社」
みなさんは、「セデック・バレ」という映画をご存知でしょうか。
台湾で大ヒットした「KANO」の監督「馬志翔」が主役を勤めてい映画です。
(「セデック・バレ」で監督をしていた「魏徳聖」が「KANO」では制作・脚本をしています。)
この「セデック・バレ」では霧社事件という、1930年の日本時代に台湾の原住民が起こした抗日暴動事件を描いています。
(詳しい事は恐らく明日のブログで触れると思います。)
今回、一つ目の目的地としたのは、その霧社事件があった「霧社」という街です。
映画を観てから、ずっと行ってみたいと思っていました。
5日間のスケジュールの中で、1日目には霧社を訪れたいと思っていたのですが…
え、「霧社」へ着くのは夕方の5時を回りそうやん…
せっかくやからゆっくり観光したいな〜
という事で、ちょっと手前の「埔里」で今日は過ごし、「霧社」には明日向かう事にしました。
台湾一周1日目、「台中」経由「埔里」行き。
「桃園国際空港」へ到着。
実は、当初の計画では
「桃園空港」→バス→「台北」→台鉄→「台中」
というルートで考えていました。が、考えてみると結構ややこしい。
ぉ!よく観たら桃園空港から直接台中に行けるやん!
バスの経路表を観て、直で台中に行く事にしました。
【変更後のルート】
「桃園空港」→バス→「台中」
台中行きへのバスは一番出発時間が近かった「建明客運(飛狗巴士)」に決定。
(他のバス会社でも運行はしているようです)
桃園のバスカウンター4番で切符を購入しました。
「桃園空港」〜「台中車站」まで240元(約830円)、仮に台湾高速鉄道で「桃園」から「台中」まで行くと590元(約2,040円)なので、やはりバスはお得ですね。
バスの時間まで30分ほどあったので、さっそく空港内のコンビニにてお弁当を買って腹ごしらえ。
この炒飯、なかなか美味しかったです。
想像以上に豪華な台湾のバスで桃園国際空港から台中へ
高速鉄道に比べて半額以上安いバス…やっぱり「安かろう悪かろう」かなと不安だったのですが…
わ〜ぉ、いやいや、乗って驚き。
想像以上にバス、良い感じでした。
座席は社長椅子(っていうのかな?)、座り心地も良く、台中までほぼ爆睡。
「桃園空港」〜「台中車站」のバスは約2時間半程でした。
台中駅、先々週も来ましたが、古いレンガの駅舎が良い感じですね〜。
この駅舎、なんと1917年に建てられたそうです。もう100年以上も前!
不安だらけの台中バスステーション
さて、ここまでは良かったものの、ここからが大変。
切符もどこで買えば良いのか、全く解らん!
「地球の歩き方」片手に台中駅の中のインフォメーションのお姉さんに「我想去埔里」と伝えると、街側を指さしながら「對面、那邊(向かい側のあの辺)」と教えてくれたのでさっそく向かう事に。
という事で、向かい側っと…
信号わたって…
このバス停、行き先多過ぎやろ!
「埔里」の文字は見あるけど…、ちゃんと乗れるか超不安やで…。
切符売り場に行って「埔里」と言うと切符を135元で無事購入できました。
切符のお姉さんはすぐに私が日本人と解ったらしく「プラットホーム、イチバン」と教えてくれました、が…
1番のプラットホームに行っても「埔里」の文字はなく…これまた不安に。
近くのスタッフの方へ聞くと「リャンディエンバン!」と言われました。
この「リャンディエンバン!」が落ち着いて聞けば「2點半(2時半)」って解るのに、その時には不安に負けて意味が解らず。
あたふたしていると紙に「14:30」と書いて「STAY HERE!!」と言われました苦笑
スタッフの方、ありがとうございました…、無事、定刻少し過ぎてから来た「埔里」行きのバスに乗る事ができました。
このバスも中々快適でした。「埔里」までは約1時間。
バスの中ではドラマが流れていて退屈なく過ごせました。
窓の外はどんどん南国の風景に。
そして、「埔里」に到着。
こちら「埔里」のバスステーションの中です。
街は意外と栄えている印象の「埔里」
「いや、どんだけ田舎を想像してたねん!」と突っ込まれそうですが…
「埔里」は思ったよりもしっかりとした街の印象で、人もたくさん居ました。(本当に田舎を想像していた)
ということで、街中を散策。
あ、おなじみの「50嵐」を発見!
いつもどおり「珍珠奶茶」を購入。確か45元(155円)。
この「珍珠奶茶」、そうタピオカミルクティーです。
安定のおいしさ。タピオカがめちゃくちゃ美味しいです。
街中には寿司屋もありました。
でも屋台で寿司屋って初めてでした。一貫確か10元って書いてたような…35円くらい?安い!
路地を少し入ると一気に昭和な雰囲気に。
ここなんて映画のセットみたい。
途中子猫に追いかけられました。
逃げても逃げてもくっついて来る。可愛いわ〜。
台湾の中心点「台湾地理中心碑」
さて、「埔里」で街の観光だけでは面白くないので、何かないかな〜と「地球の歩き方」を参照。
ありました、台湾の中心点「台湾地理中心碑」。
googleマップで調べたら現地点からそんなに遠くなかったので、さっそく歩いて向かう事に。
「埔里」の街から大体15〜20分くらい歩いて行くと、ありました。
ところが、「地球の歩き方」を読むとここはまだ中心点ではなく「階段を登った先にそれはある」と書かれていました。
さっそく階段を登り出したのですが…
この階段、めっちゃキツい…
登っても登ってもまた階段が現れるんやけど…
やっとの事で登り詰めると…
そこには「埔里」の街を見下ろせる展望台がありました。素晴らしい眺め!
ちなみに、画像の左側にタワーみたいなのがあります。
それ、最初はホテルか何かなのかと思っていたのですが、正体はお寺でした。(ゲストハウスの方に教えていただきました)
これが石碑ですね。ついに台湾の中心点に到着!
良い記念になったと思います。
晩ご飯は「埔里」の「第三市場」にて
せっかくなので、晩ご飯もどこか美味しい所で食べたい。
でも情報がなかったので、後ほど紹介する、今回泊まったゲストハウスのオーナーさんに聞いて、オススメスポットへ行ってみました。
「第三市場」という小さな夜市的スポットです。
さっそく行ってみるとわんさか人が居ます。
なんか「埔里」の人はみんなお酒を飲んでる印象でした。
どこにしようかな〜と悩んだ結果、下のお店へ。
またまた「炒飯」を頼んでしまった…(炒飯大好きです)
それと「郷土菜」なるものも頼みました。
こっれがまた、美味い!!
「炒飯」は台湾の夜市で食べてハズレを引いた事はありません。
ここの炒飯もめちゃくちゃ美味しかったです。
これはビールが進むでぇ!!!
「埔里」で泊まるなら「ゲストハウス・プリ」
さて、今夜の宿(今このブログを書いているのが)「ゲストハウス・プリ」さんです。
こちらのゲストハウスのオーナーさんは日本人の方です。
台湾在住17年目。この辺の地域の事に関してもとても詳しく知っておられます。
私と同じように「霧社」に、「霧社事件」に、興味を持って訪れる人はここへ泊まって拠点にする事をオススメします。
オーナーさんの独自の情報もあるようです!
【ゲストハウス・プリ / Guest House Puli|オーナーの方のブログ】
3階にはテラスがあって、朝はとっても気持ちいいです。(今ブログを書いている様子です)
シャワーやトイレも綺麗で、とっても満足です。
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ゲストハウス「ゲストハウス・プリ」
埔里バス駅【埔里總站】より徒歩約10分
http://www.guesthousepuli.com/access.html
宿泊予約・料金に関しては上記URLのサイトより
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ちなみに、今日ドミトリーに一緒に泊まっている方々は香港人、台湾人、ポーランド人と日本人という混ぜこぜメンバー笑
台湾人と香港人の方が積極的にコミュニケーションをとって下さったのですが、私の中国語能力は一向に成長しておらず、なかなか悔しい思いをしました。(日本語ですら危うい)
そこで活躍したのが、「LINE翻訳」。
凄いねこれ!お互いにこのLINE翻訳に言葉を打ち込めば翻訳してくれます。
まさにドラえもんの「翻訳こんにゃく」だと思いました。便利な時代になったもんだ。
いや、アプリに頼る前に勉強しろってね…。
以上で1日目終了!
さて、素晴らしい青空だ!
今からさっそく、「霧社」に向かいます!
続きの投稿:
2014年台湾旅行記・夏のぐるり台湾一周旅行・目次
1日目|日本人経営の「ゲストハウス・プリ」を拠点に台湾の中心「埔里」を観光 ←今ココ
2日目1|映画「セデック・バレ」の舞台・日本時代後期、最大規模の抗日暴動事件のあった「霧社」へ
2日目2|「埔里」からバスで「霧社」を経由して、台湾のスイス「清境農場」へ
3日目1|高雄から廟や歴史的建造物が街中にたくさんある台湾の京都「台南」へ
3日目2|台南で林百貨など日本時代の建築物を巡ったら、安平豆花で一休み
4日目1|高雄から海沿いの素晴らしい景色の路線を電車で「台東」へ移動
4日目2|台東駅から市内へバスで移動、どこか懐かしい雰囲気の「金安旅社」へ宿泊
4日目3|台東で文化公園・鯉魚山公園など、自然と日本家屋が多く残る街を歩く
5日目1|台東市内から台東駅へバスでの移動の仕方、そして初の「花蓮」へ
5日目2|花蓮の駅から市街地へバスで移動、日本語ペラペラのおばちゃんが営む「金龍大旅社」に宿泊
5日目3|レトロでオシャレなお店に海沿いのサイクリングロードが素晴らしい「花蓮」の街
番外編|ゲストハウス「あひる家」で出会った旅の仲間と朝食を食べに「興隆居」へ
番外編|台東へ行ったら立ち寄りたい!日本家屋を利用した隠れスポット「寶町藝文中心」
この記事から台湾一周へ出発!
初めて観る景色、たくさんの出会い。
面白い事がい〜っぱいあったので共有したいと思います!