照りつける太陽の日差しと南国独特の匂い。

 

飛行機から降りた瞬間、
モワッとした熱気と湿気にクラっとしながらも…
だんだんワクワクしてくる。

 

 

 

街に出ると朝市をやっていて新鮮な魚や豊富な野菜・果物が並び、
露天で売ってた果汁(ジュース)を片手に足が痛くなるまで町歩き。

 

 

疲れ切って電車に乗ったら向かいに座ったおじちゃんが声をかけてくる。

「你好。你是從哪裡來的?第一次嗎?(こんにちは。どこから来たん?初めて?)」

大きな荷物を背負っているから気になったんかな。

カタコトの中国語で
「我是日本人。(日本人です。)」
と言うと

「こんにちは。台湾へようこそ。」
と日本語で返してくれた。

 

なんか、それがめっちゃ嬉しかった。

 

 

私はいつのまにかどっぷり台湾にハマってしまっていた。

「何にここまで魅かれるのか…」

 

 

 

私が初めて台湾に行ったのは2011年8月の真夏の日。

 

勤めている学校の台湾からの留学生が
わざわざ私が訪台する日に合わせて帰国してくれ
バイクで色々なところへ連れて行ってくれた。

 

 

もうその時点ですでに感謝感激なのに…

 

友達まで紹介してくれて、移転する前の士林夜市で一緒にかき氷を食べたりもした。

 

 

 

その時の風の匂い、照りつける太陽、市場の活気…

「あれ?どこかで…思い出した!」

 

 

 

それは私が小さい頃に過ごした高知の景色だった。

 

 

私の母は高知出身。

母は夏休みの度に私と妹を連れて高知に帰り、
私はおじいちゃんとおばあちゃんにとても可愛がってもらった。

 

 

家の前の川で水遊びをして、山に山菜を採りに行き、
おじいちゃんの自転車の後ろに縛った黄色のビールケースに乗せられ
高知城下で行われる日曜市に連れて行ってもらったり。

夏はよさこい祭を見に行ったりもした。

 

 

 

夏休みのその時間は本当に最高だった。

 

 

「そうそう!」

台湾で過ごす時間はその感覚にとても似ていて、体にすぐに馴染んで。
私が一番魅かれる理由はこれか…

 

 

いや、まだあった。

 

 

 

台湾には日本時代の建物も多く残っている。

 

 

 

日本人が神様として祀られている神社もあったりして。

 

 

 

50年間も同じ日本やったのに、途中から別の文化が混ざった国。

台湾を知ると日本を知ることになる。

パラレルワールドみたいで、そこにもロマンを感じざるを得ない。

 

 

 

あと、これはぶっちゃけ話。

 

 

それまで旅行で海外に行ったことがなかったので
「海外」という少し特別な場所に行っている自分に酔ってるところもあった

 

…いやある、まだ酔ってる。

 

 

そう、海外なのに庶民でもちょっと頑張れば行けちゃう、
台湾の魅力ってそこにもあると思う。

 

 

めちゃくちゃ手助けしてくれる人がいて感動したと思えば、時々冷たくあしらわれたり。
熱烈に歓迎を受けたかと思ったら、明らかに面倒臭そうに仕事してたり(笑)

人間臭いところがたくさんの台湾の人たちもやっぱり魅力的で。

 

 

 

 

「あそこに行けば、なんかエネルギーがもらえる」

 

そんな気がする。

 

 

 

そっかぁ。

 

だから、台湾が好きなんです。

 

 

次はいつ行こうかな。

 

みなさんは台湾のどんなところが好きですか?


 

そんな私が台湾を好きになったきっかけ。

台湾を好きになったキッカケ1|中国での五月天との出会い

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東日本大震災の支援も大きなきっかけです。

ありがとう、台湾。

台湾を好きになったキッカケ2|東日本大震災への義援金「相信希望」

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ABOUTこの記事をかいた人

神戸・塩屋出身 / 明石でフリーランスグラフィックデザイナー1年生。デザイン事務所→広告代理店→専門学校教員→現在。 中国語を勉強中。 C-POPは五月天・滅火器・蘇打綠推し。