「KANO」日本統治時代の台湾映画

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。

日本統治時代を描いた台湾映画「KANO」

さて、台湾映画「KANO」の公式の予告編が台湾の各地の年越しイベントで公開されました。
この映画、日本の人たちにも是非知っておいてほしい!特に若い人!

かつて甲子園で準優勝し、旋風を巻き起こした台湾チームがいた!
台湾野球の礎と言える嘉義農林野球部の史実を描いた映画。

2014年2月27日に台湾で公開決定。(日本2014年公開予定)
出演:永瀬正敏、大沢たかお、坂井真紀、伊川東吾など

「KANO 日本語版」公式facebookページより

もう、この予告編を観てるだけで熱くなりますね〜、楽しみだ!
「KANO」とは嘉義(かぎ)農林高校の略「嘉農」の事です。
youtubeにはクランクアップムービーもあがっていますが、撮影はなかなか大変だったみたいですね。
でも、製作陣はこの作品にかなりの自信を持っているようです。

さて、今作は3月に行われる大阪アジアン映画祭でオープニング映画にも選ばれた様です。
第9回大阪アジアン映画祭公式サイト

過去にも日台の事を映画で描いた魏德聖(ウェイ・ダーシェン)プロデュース!

さてさて、この「KANO」を観る前に知っておきたいプロデューサーの存在。
この魏德聖(ウェイ・ダーシェン)さんは、これまで日本と台湾との関係を描いた映画を2本ほど世に送り出しています。

1作目は「海角七号-君思う、国境の南-」


この映画は台湾で空前の大ヒットとなりました。
現代の恋愛が描かれているのですが、終戦後台湾から引き上げた日本人の物語が絡んできます。

この映画、とっても素敵です。
この映画を観た当時、まだ1度も台湾には行った事がなく、日台関係の事もあまり知らなかった私にとっては
「おじいちゃんが普通に日本語の歌歌ってる!」
「日本と台湾にはこんな歴史があったのか!」
とか、驚きと感動ばかりでした。

日台関係の事を勉強する前に観ても面白いし、少し勉強して知識を持ってから観るとなお面白い。

海角七号-君思う、国境の南-公式サイト


2作目は「セデック・バレ」


この映画は、1930年に起きた抗日暴動「霧社事件」を元に作られています。
実は上に紹介した「KANO」の馬志翔(マー・ジーシャン)監督はこの映画でタイモ・ワリス役を演じています。

私がこの映画が面白い!と感じた所は台湾に日本を作っていくところが再現されていたところ。
台湾の本当に整地もされていない土地に日本の街が出来上がっていくところ。
日本統治時代がどのような感じだったのか、先住民族も着物を着て、日本語の教育を受け〜という流れがこの映画で再現されています。
なるほど…こんな感じだったのかと感じられます。

実話を忠実に再現しているとの事で、日本人がバッサバッサと殺されていきます。
ただ、観れば解りますが、反日映画とは違います。親日映画でもありません。
(ちなみに1作目の「海角七号」は親日映画と言えると思います。)
事実に基づいて作られているので、良い日本人も出てくれば嫌な奴もでてきます。

この映画も観て損はありません、ただ観ていてとっても疲れます苦笑



さて、上記2作品ですが、映画としての突っ込み所も多数存在します。
予算の関係上…というのもありますが、CGが結構しょぼかったり…
昔ながらの撮影技法を使っているシーンがいくつかあるのですが、もう少し上手く撮れなかったのかと言いたくなるような…
まぁ、観る側はなんとでも言えますからね。
とにかく、面白い事には変わりない!是非観てみてください。
そして、「KANO」も楽しみです。


ぁ、そうそう。台湾映画では私は
「あの頃、君を追いかけた」が一番好きです。

「あの頃、君を追いかけた」公式サイト

本当に笑えて、最後はめちゃくちゃ泣ける。
この映画も台湾の青春ドラマですが、日本が随所に描かれています。
ただ、日本の事を描いた映画ではありません。
ということは、台湾には日本人が知らない日本の文化が人々の暮らしに浸透しているという事ですよね。
この映画の記事も今度書いてみようと思います。