皆さんはご覧になりましたか?佐藤健が主演のドラマ「ビター・ブラッド」。
【ビター・ブラッド公式サイト】
そして買いましたか?主題歌、Myadayの「Do You Ever Shine?」。
Twitterを観る限り、ドラマの感想については色々ありましたが、それについては置いておいて。
このドラマの主題歌「Do You Ever Shine?」を歌っているのが、台湾の5人組バンド、Mayday(中国語で五月天)です。
上のPVが「Do You Ever Shine?」のCDの音源のPV。カッコいい〜!ところが、CD音源の発表より前に放映されたドラマのオープニングで歌っているのは、上のものとは違う歌詞でした。
目次
「Do You Ever Shine?」のドラマver.は擬音と英語で構成
以前、コチラの記事でも紹介しましたが、この「Do You Ever Shine?」は公式サイトで以下の様に紹介されていました。
フジテレビ系ドラマ「ビター・ブラッド」主題歌「Do You Ever Shine?」は、作曲をMayday・阿信が手掛け、作詞を小林武史氏が書き下ろした楽曲。擬音と英語で構成されたドラマver.と、“本質的な生命力の歌にしたい”という想いの溢れた歌詞で構成されたCD ver.の2種類が存在。
みなさん、Twitter上でもいつの間にか「ジャララ」と呼んでいて、それはそれで面白かったですが、このニュースを観た時に思ったのが「擬音?なぜ擬音?」でした笑
https://www.youtube.com/watch?v=qjwAvB__bMk
そこで、なぜドラマバージョンでは擬音ばかりだったのかを勝手に(あくまで勝手に!!愛をこめて!笑)3つ予想してみました。
ここでの予想はすべて、「本当はドラマの中でも日本語で歌っているDo You Ever Shine?が流れる予定だった」という事を前提にした、あくまで妄想です。
flumpool、GLAYともコラボしたMayday五月天とは
Maydayは昨年、flumpoolとコラボレーションして、映画「おしん」のテーマソングである「Belief ~春を待つ君へ~」を発売しました。
また、日本語版のベストアルバムで日本デビューし、そのアルバムの中ではGLAYのTERUともコラボしています。
(GLAYとは昔から親交があります。私が五月天を知ったキッカケもGLAY関係でした。)
という事で、そんな昨年日本デビューしたばかりの台湾のバンドの曲が、いきなり日本のドラマの主題歌に抜擢された訳です!
五月天は以前からサマーソニックにも出演していたのですが、前々回のサマソニの大阪公演で観た際には人がまばら…寂しかった。今年は五月天だけでなく、Magic Power、ChthoniCなど、台湾からたくさんバンドがサマソニに出演しました。私は大阪会場に行きました。雨が凄かったですが、五月天のライブ、めちゃくちゃ良かったです!
やはり、この主題歌抜擢で一気に知名度が上がったと思います。これをキッカケに日本で台湾のエンターテイメントが流行すれば良いな〜と思っています。
台湾のバンドが大奮闘!?なぜ擬音だったのか、3つの予想。
【予想1】日本語のレコーディングが上手くいかず、仮歌のまま使われる事になった
レコーディングのタイミングなどがあるとは思うのですが、1つ目にこんな予想を立ててみました。
こちらの曲は五月天の「OAOA」という曲をflumpoolが台湾でアルバムを出す際に日本語でカバーした物です。
こちらが原曲のMV(YouTube)です。
さて、このflumpoolのライブでのOAOAは、flumpoolのボーカルの隆太さんのフォローもあり素晴らしいのですが、今年始めに行われた来日ワンマンライブでは日本語が…笑
こちらがその時の映像(2014.01.11大阪公演)。
多分スケジューリング的に十分に練習できないような状況だったのだろうと思います。
以上の事や、これまでの様子を踏まえて、ボーカルの阿信、結構日本語で歌う事に苦労しているじゃないかな〜と思いました。
ということで、予想の1つ目は「阿信の日本語のレコーディングがなかなか上手くいかなかった」です。
今回のこの「Do You Ever Shine?」の一連の流れを勝手に予想してみます。
(私は音楽関係者じゃないので全然違う可能性も多々ありますので、好き勝手書いています。)
楽器陣レコーディング
↓
歌録り(小林氏への作詞依頼の為の仮歌擬音バージョン)
↓
小林武史氏が作詞
↓
歌録り(日本語で本番)
昨年の11月のベストアルバムの発売のタイミングで、佐藤健氏からのコメントが届いていた事と、阿信のFBのコメントでの「ドラマの為に書いた」という一言から考えると、かなり前のタイミングで、この「Do You Ever Shine?」のプロジェクトが動いていたのではないかと思います。
ところが、日本語での発音や歌詞を覚える事にかなり苦労した為、「完璧な状態で発表したい」と考えた五月天メンバー及び、スタッフがドラマの放映に間に合わせる為に一生懸命考えた結果が「擬音の仮歌のまま、サビだけをしっかりしたものにして放映しちゃえ!」だったのではないかというのが、1つ目の予想です。
ちょうど五月天は今年に入ってからワールドツアーに出てしまい、日本でのレコーディングが難しかったのも要因の1つなのではないかと予想します。
【予想2】プロモーション戦略の一環、擬音も話題作り
予想1の最後の所
「完璧な状態で発表したい」と考えた五月天メンバー及び、スタッフがドラマの放映に間に合わせる為に一生懸命考えた結果が「擬音の仮歌のまま、サビだけをしっかりしたものにして放映しちゃえ!」だったのではないか
これを逆手にとって、プロモーション戦略の一環としたのが予想2です。
作詞が小林武史氏という事で、少なからずミスチルのファンの人や彼の音楽の世界観が好きな人は注目するのではないかと思います。
そこで「どんな歌詞やねん?」と気になった人達が、実際にはドラマの中でも擬音しか流れない事により「発売までにヤキモキして、早く聞きたくて溜まらなくなる」(これは小林武史氏のファンのみならず、五月天のファンも同じです)というものです。
これは、ドラマを見る事が目的の人も
「主題歌カッコいい!」と思ってちゃんとした歌詞で歌っているバージョンをネットで調べる。
↓
「CDで購入するしか日本語歌詞バージョンが聞けない」事に気づく。
↓
「買うしかないでしょ」
という風に好奇心を上手く使ったプロモーションの1つではないかと思うのです。
しかもこれにより、通常だと「台湾のバンドがドラマ主題歌を担当」「小林武史氏が作詞」という2つだけの話題に「ドラマは擬音語バージョン」という話題も加えてプロモーションする事ができます。
【予想3】小林武史氏の作詞が間に合わなかった
予想1の所でも書きましたが「Do You Ever Shine?」のプロジェクトはかなり早い段階で動き出していた事が予想されます。下手したら昨年の夏頃には決まって動き出していたのではないかと思います。
しかしながら、今回のドラマ放映のタイミングでは擬音バージョンでの公開になってしまった。
そこで、以下の要因が考えられます。
今年に入ってから五月天はワールドツアーに出たため、昨年のベストアルバムに収録されていた「Dancin’ Dancin’ feat. TERU (GLAY)」のレコーディングと同じぐらいのタイミングで「Do You Ever Shine?」のレコーディングも始まっていたのではないかと思います。
日本のスタッフがドラマの主題歌の仕事をとってきた
↓
小林武史氏へ作詞を依頼
↓
仮歌レコーディング
↓
小林武史氏作詞
↓
本番日本語歌詞レコーディング
今年からツアーに出るために、ここまでの流れを昨年のうちに行わなければいけなかったのでしょうね。
ところが、ドラマの話が決まるタイミングや小林武史氏への作詞の依頼のタイミングが少し遅くなってしまったのではないかと予想します。
(厳密には遅くならざるを得なかった)
それにより、「ドラマでは擬音語で歌っている仮歌のバージョンを修正したものを使用しよう」という事になったのではないでしょうか。
【まとめ】私が個人的に思うこと
音楽は世界共通!
擬音語だろうがなんだろうがなんでも良いもんは良い!
私は五月天を知りだした頃は歌詞の意味など理解せず、メロディーと阿信の声を楽しんでいました。
それと同じ事なのかなと。(もちろん歌詞の意味を知りだしてから一気にハマったのですが。)
あと、ドラマの中でオープニングのみならず、結構重要な部分で流れるのが嬉しいです。
今回の擬音バージョンが今回予想したプロモーション戦略の1つだとしたら、まんまとのせられてしまいましたよ!笑
こちらは「Do You Ever Shine?」のライブの映像。
日本のみんなに知ってもらうには十分インパクトがあったんじゃないかな。しかし、普通にレコーディングされたCD音源を聞いても、ライブでも、やはりボーカルの阿信は日本語に苦労している様。もしかしたら、上の【予想1】が本当に当たっていたかも。
今回のドラマ「ビター・ブラッド」で五月天Maydayを知った人は是非ベストアルバムを聴いてみて下さい。
Mayday×五月天 the Best of 1999-2013
Do You Ever Shine?のドラマver(擬音)の歌詞を聴き取ってみました!下のリンクよりどうぞ。
【Mayday五月天「Do You Ever Shine?(BITTER BLOOD Version)」歌詞を聴き取ってみた。】