【動画あり】「台東」そこは自然と日本家屋が多く残る街

自然と日本家屋(民家)が多く残る街、台東

夏のぐるり台湾一周旅行4日目、台東パート3!
前回の続きです。

ホテルで一休みしたので、台東市内をブラブラ歩く事に。台湾では陽射しがとてもキツく、この日も前日の台南での疲れもあって少し歩くだけでもバテバテに。頑張って避暑地を目指します。

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前回の記事にあった、旧台東駅から続く線路沿いの景色です。
なんとも、のどかな感じですね〜。

旧台東駅から線路沿いにある「文化公園」

なにやら「文化公園」なる石碑を発見。
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この文化公園にはたくさんのミニランタンが飾られていました。ランタンには絵が描かれていました。地元の小学生が描いたのかな?

実は、この「文化公園」に夜に戻って来ると…

ジャン!
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とっても綺麗にたくさんのランタンがライトアップされていました。
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イラストをよく見ると、小学生というより、幼稚園児ぐらいな感じですね。とっても可愛いです。
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カップルがラブラブしてたのを横目に一生懸命写真を撮っていた私…苦笑
こういう時一人旅は寂しいですね〜。

台東の街を一望できる緑豊かな「鯉魚山公園」

話はお昼間に戻ります。
公園だらけですが、先ほどの文化公園を抜けて線路沿いに歩いていくと「鯉魚山公園(りぎょさんこうえん)」という所にたどり着きます。
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やっと避暑地っぽい所にたどり着く事ができました!

日本統治時代の「台東神社」跡地

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両サイドから木が生い茂っていて、真ん中に緩やかなスロープがあります。「なんか京都の何処かの神社で似たような景色を観た事があるなぁ…」と思っていたのですが、それもそのはず。この「鯉魚山公園」は日本統治時代に「台東神社」があった場所なんだそうです。
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スロープを上がっていくと鳥居があります。
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さらにその先には階段があり、そこを上がっていくと…
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ここが、昔、台東神社の本殿があったところです。いまは「忠烈祠」が建てられています。

ここの「忠烈祠」は山の開拓時に亡くなられた方を祀ってるとか。

ちなみに日本の統治時代に神社が存在していた頃はこんな感じだったそうです。(この写真は翌日「台東市政資料館」にて撮影させていただいたものです)
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様々な記念碑と市民の憩いの場

「鯉魚山公園」内には様々な記念碑が建てられています。
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台東県の首位民選県長の陳振宗の記念碑。
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清朝時代に台東知州の胡鉄花の記念碑。
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こちらは鄭品聡の銅像。
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この公園は市民の人たちがたくさん集まって、木陰で麻雀をしたり、カラオケを歌ったり、体操をしたりと、非常にゆったりとした時間の中で憩いの場として存在していました。

台東の街を一望できる、「鯉魚山公園」の展望台と龍鳳寺

この公園のなかには「龍鳳寺」という大きなお寺があります。
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龍鳳寶塔という塔もありました。
この龍鳳寶塔の横にある階段を登ると、また何やら銅像が。
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これ、どう見ても日本のお坊さんですよね。
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と、このお坊さんの後ろにある階段。これをずっと登っていくと、展望台があります。

南側には海が。
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この日は天気が良かったので緑島が見えます。
緑島卿|Wikipedia
北側には山が見えます。
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たまたま、嫁さんに見せるために、展望台から動画も撮影していました。(こんなところで役にたつとは笑)


いかがでしょうか、素晴らしい景色です。

「鯉魚山公園」、ゆったりした時間が流れていてとても良い所です。この景色を含め、見所がたくさんあり、オススメです!

台東の街に残る、日本家屋

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「鯉魚山公園」を出て、再び街をブラブラ。
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台東にも他の街に比べると小さいですが、「誠品書店」がありました。同じ建物にスタバもあります。

街を歩いていると、たくさんの瓦屋根の建物がある事に気づきます。大体の建物は補修ができておらず、ボロボロになっている印象でした。
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写真は床屋さんです。ちょうど散髪中ですね。奥のカレンダーを含め、この景色だけ観ると昭和にタイムスリップした気分になります。
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こちらは何やら日本の鳥居を掲げる居酒屋さん。「てつどうやき」とご丁寧にひらがなで書かれています。
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このお店の外のスピーカーからはなぜかドラゴンボールのオープニング「摩訶不思議アドベンチャー」がかかってました笑

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また瓦屋根。
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またまた、瓦屋根。

次の日に地元の方からお話を聞く機会があったのですが、間違いなく日本時代のものとの事。ただ、なかなか瓦の補修などはできておらず、結構廃墟も多いみたいです。

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大連に住んでいる頃によくお世話になっていたスーパーマーケット「家楽福」、ここにもありました。(家楽福はフランス系のスーパーの様です)
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街角のオシャレなかき氷屋さん。看板がレトロですね〜。

他の街に比べると規模の小さな台東の夜市

街を散策しながら歩いているとあっという間に夜になりました。ということで、晩ご飯はお決まりの夜市へ。
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台北、台中、台南、高雄で観て来た夜市に比べると規模は小さいです。完全に地元民向けという感じ。
のどが乾いたので果汁のお店へ。
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マンゴーとキウイがたくさん!
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マンゴージュースを頼みました。
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ゲームコーナーも健在。
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この日の晩ご飯は「東山鴨頭」の焼き鳥です。
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うん、美味!

この日の散策はこれにて終了。
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コンビニで台灣啤酒を買って来て、ホテルで飲みながら眠りに着きました。
いや〜、濃い1日だった。でも、地元の人との交流も特になかったし、なんかあんまり記憶に残らない街になるかな〜と思っていた矢先…

実は次の日に地元の方と交流する事ができたんです。
その方にとてもお世話になりました。
感謝の気持ちもこめて、次回その事を紹介したいと思います。

続く。

続きの投稿:

【台東】日本家屋を利用した魅力発信隠れスポット「寶町藝文中心」

2014.10.16

2014年台湾旅行記・夏のぐるり台湾一周旅行・目次

1日目|日本人経営の「ゲストハウス・プリ」を拠点に台湾の中心「埔里」を観光
2日目1|映画「セデック・バレ」の舞台・日本時代後期、最大規模の抗日暴動事件のあった「霧社」へ
2日目2|「埔里」からバスで「霧社」を経由して、台湾のスイス「清境農場」へ
3日目1|高雄から廟や歴史的建造物が街中にたくさんある台湾の京都「台南」へ
3日目2|台南で林百貨など日本時代の建築物を巡ったら、安平豆花で一休み
4日目1|高雄から海沿いの素晴らしい景色の路線を電車で「台東」へ移動
4日目2|台東駅から市内へバスで移動、どこか懐かしい雰囲気の「金安旅社」へ宿泊

4日目3|台東で文化公園・鯉魚山公園など、自然と日本家屋が多く残る街を歩く←今ココ

5日目1|台東市内から台東駅へバスでの移動の仕方、そして初の「花蓮」へ
5日目2|花蓮の駅から市街地へバスで移動、日本語ペラペラのおばちゃんが営む「金龍大旅社」に宿泊
5日目3|レトロでオシャレなお店に海沿いのサイクリングロードが素晴らしい「花蓮」の街

番外編|ゲストハウス「あひる家」で出会った旅の仲間と朝食を食べに「興隆居」へ
番外編|台東へ行ったら立ち寄りたい!日本家屋を利用した隠れスポット「寶町藝文中心」

ユウキ
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ABOUTこの記事をかいた人

神戸・塩屋出身 / 明石でフリーランスグラフィックデザイナー1年生。デザイン事務所→広告代理店→専門学校教員→現在。 中国語を勉強中。 C-POPは五月天・滅火器・蘇打綠推し。